2020/04/25
2019年12月1日に道交法が改定されました。
重要なポイントは「ながらスマホ」等の危険行為に対する罰則強化です。
運転中の携帯・スマホの使用は絶対にやめましょう!
目次
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携帯電話保持に関する変更点
携帯電話保持(交通の危険)
交通の危険とは、「携帯電話等の使用により道路における交通の危険を生じさせた場合」です。
罰則
今まで | 2019年12月1日から |
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3ヶ月以下の懲役 または5万円以下の罰金 |
1年以下の懲役 または30万円以下の罰金 |
懲役の期間は4倍、罰金の上限は6倍と大きく引きあがりました。
違反点数
今まで | 2019年12月1日から |
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2点 (酒気帯び点数14点) |
6点 (酒気帯び点数16点─取消) |
酒気帯びでなくても一発で免許停止!
酒気帯びなら一発で免許取り消し!
ながらスマホも酒気帯びも当然絶対ダメ!なことですから!
反則金
今まで | 2019年12月1日から |
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大型1万2千円 普通9千円 二輪7千円 小特等6千円 |
非反則行為として すべて罰則の対象 |
つまり、赤切符。反則金を払ってゴメンナサイはできません!
必ず「一発免停(酒気帯びは一発免取)」かつ「1年以下の懲役または30万円以下の罰金」が科せられます。
携帯電話保持(交通の危険)
保持とは、「携帯電話等を使用し、または手に保持して画像を表示して注視した場合」です。
危険を伴わなくても保持して注視しただけでもダメ!
罰則
今まで | 2019年12月1日から |
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5万円以下の罰金 | 6月以下の懲役 または10万円以下の罰金 |
罰金の上限も2倍に引きあがっただけでなく懲役の可能性も出てきました。
違反点数
今まで | 2019年12月1日から |
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1点 (酒気帯び点数14点) |
3点 (酒気帯び点数15点) |
点数が3倍に引きあがりました。累積があれば初心者講習もあり得ますね。
酒気帯びは一発免取となりました。
反則金
今まで | 2019年12月1日から |
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大型7千円 普通6千円 二輪6千円 小特等5千円 |
大型2万5千円 普通1万8千円 二輪1万5千円 小特等1万2千円 |
青切符のままではありますが、反則金も3倍前後引き上げになっています。
とにかく、ながらスマホ・携帯はやめましょう!
免許の仮停止
携帯電話使用等(交通の危険)の違反をして、交通事故を起こして人を死傷させた場合、
「免許の効力の仮停止」の対象になりました。
交通事故を起こした場所を管轄する警察署長は、30日以内の範囲で免許の効力を停止(仮停止)することができることになりました。
行政処分が下される前から、仮停止を受けて運転できない可能性もあります。
その他の変更点
緩和されたこともあります。
運転免許証の再交付要件の緩和
運転免許証の紛失や破損に限らず、名字変更や住所変更でも運転免許証の再交付申請が可能となりました。
運転経歴証明書の交付要件の見直し
自主返納者のみに限らず、運転免許証の更新を受けずに運転免許が失効した人についても運転経歴証明書の交付申請が可能になりました。
また、運転経歴証明書の申請先が、申請による運転免許の取消しを行った都道府県公安委員会から住所地の都道府県公安委員会に改められました。