2020/04/25
目次
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最初に知っておきたいこと
技能教習の時限数制限
たいていは入校するまで知らないことなのですが、技能教習は1日に受けられる時限数に制限があります。
簡単に言うと『1日2時限が原則で、条件付で1日3時限まで』です。
これは、指定教習所の場合は法律で定められているので、1日にまとめて何時間も乗って短期間に終わらせたい、ということは不可能ということになります。
第一段階は1日最大2時限まで、第二段階は1日最大3時限までしか技能教習を受けることはできません。
予約の時限数制限
通学の場合は教習に予約が必要となります。
教習所により異なるのですが、予約できるのが2時限までと定められている場合があります。
1時限教習を受ければ、予約の残りが1時限になるので、新たに1時限予約できる、という形ですね。
先の方に予約が空いているのに、手持ちの予約できる枠が無く、実際に予約しようと思った時点で入れたかった日時の予約が埋まっていた、なんてこともあるのです。
オプション料金を払えば予約できる枠数を広げられる場合や、最初から多めの予約枠がある教習所もあるようです。
この部分が通学か合宿か、通学の場合はどこを選ぶかのポイントにもなってきます。
通学の場合
メリット
仕事や学校に通いながら日常生活の中でマイペースで教習を受けられる
普段の生活環境の中での路上教習なので、実際に免許を取得して走る時に交通状況に慣れた状態で乗ることができる。
デメリット
混んでいると仕事や学校の帰りにうまく予約の空きがない場合がある
どのくらいの期間で取れるの?
再履修がなくストレートに卒業できた場合、MTで15日、ATで13日ですが、学科の時間割と実技の空き時間がうまくリンクしないと難しいですね。
技能と学科の兼ね合いや、予約の込み具合なども考えると20日~30日が平均的だと思います。
いくらかかるの?
教習所によっても地域によっても相場が異なります。
ざっくりとしたものではMTが30万円前後、ATが28万円前後といったところです。
合宿の場合
メリット
短期集中でスケジュールが組まれているので予約を心配する必要がない
デメリット
仕事をまとめて休んだり学校の長期休暇を潰す必要がある
普段の生活環境と違う地域での路上教習なので、実際に免許を取得して地元を走る時に交通状況の違いにとまどうことがある。
どのくらいの期間で取れるの?
最短MTで16日、ATで14日で取れるスケジューリングが多いようです。
いくらかかるの?
教習所によっても地域によっても相場が異なります。
ざっくりとしたものではMTが25万円前後、ATが20万円前後といったところです。
「自炊」とか「食事なし」と明記がない限り、3食付の宿泊費も込みがほとんどです。
どちらが良いの?
ご自身の予算とライフスタイルに合う方を選ぶのが良いと思います。
時間もまとめてとれるし、安い方が良い→合宿免許
時間はまとめてとれるが、普段使う道で練習したい→通学免許
時間はまとめてとれない→通学免許
こんな感じでしょうか?
予約が取れずに間が空くと、どうしても習ったことを忘れがちです。
みきわめで合格できずに再履修になったり、検定で合格できずに再試験になって追加料金が発生しやすいです。
スケジュールに余裕があるのであれば、合宿免許が再履修の可能性が低くて良いようにも思えます。
他県の教習所でもいいの?
指定教習所であれば、全国どこの教習所を卒業しても技能試験が免除になり、住民票のある自治体の運転免許センターで学科試験に合格すれば免許証の交付を受けられます。
次回は入校から免許取得までの流れをお話します(^^)