2020/04/25
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目次
本来は運転免許試験場で受けるべきもの
教習所の違いを知るために、運転免許試験場で受けるべきものについて知っておかないといけませんね。
車を運転するには
本免の試験に合格して運転免許証の交付を受けなければいけません。
1日2時間の教習を路上で5日間以上行わなければ本免の試験を受けられません。
路上練習には仮運転免許証を取得しなければいけません。
仮免技能試験
仮運転免許証を発行してもらうために、路上で教習をするのに必要な技術が習得できているかを見る試験です。
仮免学科試験
仮運転免許証を発行してもらうために、路上で教習をするのに必要な知識を習得できているかを見る試験です。
本免技能試験
運転免許証を発行してもらうために、運転に必要な技術が習得できているかを見る試験です。
本免学科試験
運転免許証を発行してもらうために、運転に必要な知識を習得できているかを見る試験です。
取得時講習
運転免許証の交付を受けた後に危険予測・高速教習・応急救護処置の講習を受ける必要があります。
教習所は3種類
技能試験免除だから教習所に通おうと思っていても、この違いを知らずに料金だけを見て選んでいると、実際は一発試験だった!ということになりますのでご注意くださいね!
指定教習所
公安委員会から指定を受けている教習所
資格のある指導員やコースの面積や作りなどが道路交通法令の定める基準に適合していて公安委員会が指定を受けている教習所です。
法で定められた内容で学科と技能両方のカリキュラムがあり、すべてを履修しなければ卒業できません。
試験はどこで受ける?
仮免技能 | 教習所の修了検定 |
---|---|
仮免学科 | 教習所の修了検定 |
特定教習 | 教習所の学科教習 |
本免技能 | 教習所の卒業検定 |
本免学科 | 運転免許試験場 |
運転免許試験場での本免技能試験と取得時講習が免除になります。
本免学科試験以外は教習所で完結します。
いくらかかるの?
※東京都の場合
- 教習所の料金
- 20~30万円前後のところが多いようです。
- 仮免受験料
- ※教習所の修了検定で済んでいるので試験場に行く必要なし
- 本免受験料
- 3,800円(受験料1,750円、免許証交付料2,050円)
- 取得時講習受講料
- ※第二段階の学科で受けているので免除
届出教習所
公安委員会に届出を出している教習所
公安委員会に教習所として届け出を出している教習所です。
公安委員会の指定は受けていないので試験免除などはありません。
カリキュラムも定められてはいないので、1時間単位で必要な教習を受けることができます。
学科の教習は基本的にないので自主学習となりますが、自習の手助けとして行っている教習所もあります。
試験はどこで受ける?
仮免技能 | 運転免許試験場 |
---|---|
仮免学科 | 運転免許試験場 |
本免技能 | 運転免許試験場 |
本免学科 | 運転免許試験場 |
特定教習 | 運転免許試験場 |
いわゆる「一発試験」に挑むための教習所ということになります。
特定教習は「取得時講習」として、本免技能と本免学科に合格して免許証の交付を受けた後で講習を受けます。
いくらかかるの?
※東京都の場合
- 教習所の料金
- 指定教習所よりも10万円前後安いことが多いようです。
- 仮免の受験料
- 5,500円(受験料2,850円、試験車使用料1,550円、仮免許証交付料1,100円)
- 本免の受験料
- 5,150円(受験料2,200円、試験車使用料900円、免許証交付料2,050円)
- 取得時講習の受講料
- 13,700円
特定届出教習所
公安委員会に届出を出している教習所
公安委員会より指定を受けて「特定教習」を行うことができる教習所で、「特定教習」を受けていれば「取得時講習」のみが免除となります。
それ以外は届出教習所と同じです。
試験はどこで受ける?
仮免技能 | 運転免許試験場 |
---|---|
仮免学科 | 運転免許試験場 |
特定教習 | 教習所 |
本免技能 | 運転免許試験場 |
本免学科 | 運転免許試験場 |
こちらも、いわゆる「一発試験」に挑むための教習所ということになります。
届出教習所との違いは、特定教習が受けられるので「取得時講習」が免除になるという点です。
いくらかかるの?
- 教習所の料金
- 指定教習所よりも10万円前後安いことが多いようです。
特定教習を受ける場合は別途「取得時講習」と同等料金が必要となります。 - 仮免の受験料
- 5,500円(受験料2,850円、試験車使用料1,550円、仮免許証交付料1,100円)
- 本免の受験料
- 5,150円(受験料2,200円、試験車使用料900円、免許証交付料2,050円)
- 取得時講習の受講料
- ※教習所で特定教習を受けていれば免除
試験場は住民票のある自治体に限る
住民票のある地域と異なる場所に住んでいて近隣の教習所へ通っていた場合、
届出教習所だった場合は仮免、本免の2回、指定教習所でも卒業後に1回は住民票のある地域へ赴く必要が出てきますのでご注意ください。
どちらを選ぶ?
これは上記の違いを理解した上で、ご自身の判断で選ぶしかありません。
届出教習所は指定教習所より安い料金設定ですが、一発試験で合格する為の教習所です。
試験場での技能試験は難しいので、何度も落ちて受けなおしていると、いつの間にか指定教習所を規定の時間内で落とさず合格していた方が安かった、なんてことにも…(^^;;
50代女性で初めての免許取得となれば、指定教習所をオススメしたいですね。
このサイトでは指定教習所に通うことを前提としたお話になります。
次回は通学と合宿についてのお話をしたいと思います(^^)